本日より11月2日(日)まで山﨑家の庭園・茶室を公開します。公開時間は9時から16時。雨天・荒天時は公開を中止します。公開中止の場合は公式FacebookとXでお知らせします。また、茶室・書院は庭園からの見学となります。
将軍が鷹狩りをする際、下見のために役人が立ち寄ったとされる、天保12年(1841)築の茶室・書院。樹齢500年といわれる、中野区指定記念物の「スダジイ」が枝を広げる庭園。歴史ある山﨑家の庭園・茶室をお楽しみください。
山崎家は農業のかたわら質屋の営業、のちに醤油醸造にも進出し、江戸近郊でも有力な富家となりました。また、江古田村丸山組の名主や、明治維新後には官選の名主、戸長を経て東京府会議員、野方村長などをつとめました。名誉都民である八代目喜作氏の代に、資料館用地と資料群が中野区に寄贈されました。庭園のなかには椎の巨木がそびえ、いくつかの石造物が配置されています。茶室・書院の建物は天保12年(1841)に建てられ、中野筋の鷹場であった当地に幕府役人が来た際、ここに立ち寄ったといわれています。