神経を突き刺すような黒い描線と、現実と非現実の間を漂うような、鈍い色彩に覆われた画面。ベルナール・ビュフェは、第二次世界大戦後、混迷する時代の閉塞感と不安を可視化したともいえる画風を確立し、20歳を目前にして、一躍世界の画壇の寵児となりました。
本展では、これまで美術の歴史の中で語られることがなかったビュフェ作品を改めて問い直し、ピカソに並ぶ巨匠として再評価の機運にある、彼の視線の中にあった真実を探りたいと思います。出品作品は、世界で唯一のベルナール・ビュフェ美術館(静岡県長泉町)の所蔵作品から、彼が慈しみ描いた昆虫や静物のかたちを中心に、油彩、版画、資料ほか約60点を精選しご紹介します。
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日、10/14(火)、11/4(火)、11/25(火) ※ただし10/13(月・祝)、11/3(月・祝)、11/24(月・振替休日) は開館
夜間特別開館:2025年10月17日(金)、10月31日(金)、11月14日(金) 時間:10時~19時30分(入館は19時まで)
入館料:一般1,600 (1,400)円、高大生800(600)円、小中生400(200)円
記念講演会:「ビュフェはなぜ嫌われたのか批評史における『これまで』と『いま』」
[講師] 小針由紀隆氏(ベルナール・ビュフェ美術館館長)
日時:10月11日(土) 14時~15時30分 会場:中之島会館(当館隣)
参加料:500円 (展覧会観覧には別途入館料が必要)
定員:280名(事前申し込み制・先着順) 受付開始:7月27日(日)
ギャラリートーク:2025年10月17日(金)、10月31日(金)、11月14日(金) いずれも17時より約30分
こども無料 DAY: 2025年11月1日(土)~11月3日(月・祝) この日に限り小学生~大学生まで入場無料 (保護者は有料です) ※学生証をご提示ください